内容説明
日本最大の城郭である江戸城。膨大な石垣群に焦点をあてて、多角的かつ詳細に分析。築城から災害復旧時における修築過程、城郭立地の自然地理的環境、さらに石の切り出し現場であった小田原周辺から伊豆半島にかけて、ありし日の姿を偲ばせる数々の史資料を探索する。様々な表情を見せる江戸城の姿を、多くの写真とともに描き出す。
目次
第1章 江戸城修築の経過(市街地の造成;慶長期の修築工事;元和期の修築工事 ほか)
第2章 江戸城修築の記録と考古資料(江戸城の地理的環境と造成;天守台・天守閣;明暦大火と金石文資料・石垣 ほか)
第3章 伊豆の石丁場(伊豆の石丁場;標識石と境界石;『駿州・豆州・相州・御石場絵図』と尾張家石丁場 ほか)
著者等紹介
野中和夫[ノナカカズオ]
1953年山梨県甲州市勝沼町に生まれる。1977年日本大学文理学部史学科卒業。1983年日本大学大学院文学研究科日本史専攻博士後期課程満期退学。現在、日本大学講師、千葉経済大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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