内容説明
茨城県の古墳をめぐって調査・研究した、著者の40年に亘る成果を一書にまとめ、常陸国の古墳が日本の中にいかなる位置付けをなすか、その特殊性・普遍性をさぐるとともに、研究の新展開に不可避の諸問題を提示する。巻末の文献一覧も今後の研究に多大な利便性を発揮すること必定。
目次
序 常陸古墳の沿革
第1部 常陸の前方後円(方)墳と円墳(常陸の前方後円墳;常陸の初期前方後円墳;常陸における前方後円(方)墳の伝播
北浦西岸の前方後円墳
常陸における前方後円墳の終焉
常陸の円墳)
第2部 常陸の古墳をめぐる諸問題(常陸南部の古墳群;常陸伊勢山古墳の墳形について;霞ヶ浦沿岸の発生期古墳;土浦の古墳;鬼怒川中流域における古墳文化の展開;須和間12号墳と水鳥の絵;日天月天塚と箱式石棺;常陸の箱式石棺;芽山古墳と寿陵の終焉)
第3部 常陸における古墳研究抄史
著者等紹介
茂木雅博[モギマサヒロ]
1941年茨城県生。1965年國學院大學文学部卒業。1980年茨城大学人文学部助教授(1988~2007年教授)。1994年國學院大學より博士(歴史学)の学位授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。