内容説明
近世被差別部落の人びとも地域社会の一員として、百姓や町人とは異なる分野、異なる仕方で社会を支えてきた。それにもかかわらず差別された。著者は信州佐久地方の被差別部落史料から彼らの社会的役割と生活の実態を探り、差別の実像に迫る。
目次
第1部 近世部落の人びとの役割を中心に(掃除―「庭掃」呼称から;警備―小田井宿における「無宿」の捕り物から;「敲」役―小諸藩における「敲」刑の始まり;斃牛馬処理・皮革業と革役)
第2部 近世部落の人びとの生活をめぐって(居住地;生活の重要な基盤―賎民廃止令直後の動向から;旦那場;結びにかえて―これから考えたいこと)
著者等紹介
斎藤洋一[サイトウヨウイチ]
1950年千葉県に生まれる。1977年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻修士課程修了。現在、佐久市五郎兵衛記念館学芸員。(財)信州農村開発史研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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