内容説明
中央アメリカ、および南アメリカ・アンデス地域の先コロンブス期文化研究の第一線にある日本人研究者の論文二十本を集める。同地域の考古学研究の最新の成果を問う、関係者必見の論文集。
目次
第1部 中米編(先古典期中期における玉座について;オルメカ文化研究史における政治体制理解の再検討―“オルメカ観”と考古資料;テオティワカンの起源について―土器の分析より;テオティワカンにおける「政権闘争」―頭飾りの真意と利用;コパンにおける古典期マヤ王権の成立と展開 ほか)
第2部 南米編(先史アンデス文明の形成期と社会発展モデル;先史アンデス文明形成期における社会統合過程―ヘケテペケ川中流域の事例より;カハマルカ文化再考;アンデスの地上絵の変貌―身体と空間をめぐって;インカ期の中央と地方―インカの統治形態と象徴システム ほか)
著者等紹介
貞末尭司[サダスエタカジ]
1928年福岡県中間市に生れる。1957年東京大学大学院人文科学研究科考古学専攻中途退学。1958年東京大学文学部助手(~1965年)。1960年東京大学アンデス地帯学術調査に出向(コトシュ遺跡発掘)。1965年城西大学経済学部専任講師。1980年金沢大学文学部史学科教授(~1992年)。1999年早稲田大学大学院文学研究科博士課程客員教授(~2002年)。金沢大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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