内容説明
江戸四宿のひとつ新宿は、江戸の発展に合わせるかのように誕生し、その後急速な成長を遂げていった。流通の要衝であった新宿の町は、江戸のエコロジーや水環境にとってどのような役割を果たしてきたのか。現代の環境問題を見据えつつ、歴史を検証する。
目次
序章 江戸と新宿
第1章 徳川家康と江戸の道路行政
第2章 宿場町内藤新宿の誕生
第3章 徳川吉宗と新宿
第4章 宿場町新宿の復活
第5章 江戸の産業道路
第6章 江戸のエコロジー
第7章 江戸の水環境
第8章 江戸の鎮守の森
著者等紹介
安宅峯子[アタカミネコ]
1928年東京新宿に生まれる。大妻女子専門学校経済科卒業の後、新宿区立中央図書館司書、郷土資料担当学芸員として新宿区内の郷土資料の収集にあたる。1987~89年早稲田大学大学院文学研究科研修生。1989年新宿区立新宿歴史博物館学芸員。退職後も同館研究員として活動。1988年『地図で見る新宿区の移り変わり』などで第7回地名研究賞授賞
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