内容説明
昭和19年の夏、東京O区の一教師は、静岡県の寺に6年生の児童40名を引率して集団疎開。帰京までの半年間をつづった克明な日誌をもとに、著者は教師と子どもらの生活ぶりを活写した。本書は、戦時下の平凡かつ異常な世界を、今に蘇らせるドキュメントである。
目次
出発まで(昭和十九年夏;慌ただしい夏休み ほか)
疎開地の教室(第一日目;オハギの差し入れ ほか)
糸のもつれ(新聞の疎開批判;ゆれる映画会の開催 ほか)
帰京(昭和二十年正月;井口町長の爆死 ほか)
著者等紹介
岡本喬[オカモトタカシ]
1924年生まれ
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