通じ合うことの心理臨床―保育・教育のための臨床コミュニケーション論

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784886212634
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C3011

内容説明

知的障害等の問題をもつ相手と「通じ合えない」のは相手側のせいであり、そのために発達促進や治療が必要なのだという旧来の図式に疑問をいだき、真に「通じ合う」ために必要なのは何なのかを心理臨床の立場から模索する。

目次

はじめに 子どもたちをめぐる“いま”に立ち会うために―臨床コミュニケーション論という視点
第1章 現代社会における大人―子ども関係(「子育ての負担」ということ;「空気」を吸って子どもは育つ ほか)
第2章 子育てで何が起きているか―保育・育児の現場をめぐる臨床コミュニケーション論(身を逸らす風景から;身を寄せるコミュニケーション、身を離すコミュニケーション ほか)
第3章 学校における教師―子ども関係―教育の現場をめぐる臨床コミュニケーション論(学校のなかの気流;同じであること(同一性)とちがっていること(差異性) ほか)
第4章 「気になる子ども」の理解と心理臨床―対象理解と対象共有をめぐる臨床コミュニケーション論(病理仮説の問題;行動の状況依存性と子ども理解 ほか)
第5章 コミュニケーションから読み解く心理臨床の応用領域―臨床コミュニケーション論からのアプローチ(「すごす」臨床の組み立て;子どもの自信を育てるために ほか)

著者等紹介

肥後功一[ヒゴコウイチ]
1958年北九州市門司区に生まれる。1983年早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程心理学専攻修了。伊豆韮山温泉病院言語療法士、国立特殊教育総合研究所研究員を経て、現在、島根大学教育学部附属教育臨床総合研究センター助教授。臨床心理士
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