内容説明
急増した考古資料により旧来の縄文観は一変し新しい「縄文社会」が現出。だが想像を交えた「新しい縄文像」に同調しない研究者も多い。本書では、“社会”をキーワードに理論構成し時間と空間を分担した論文が共鳴し合い、真の縄文社会像が模索される。
目次
環状列石と縄文式階層社会―中・後期の中部・関東・東北
北方猟漁採集民の社会―後期の北海道
伝統と変革に揺れる社会―後・晩期の九州
解体する山と海岸平野の社会―晩期の関東
マタギ集落に見られる自然の社会化―新潟県三面集落の民俗誌
著者等紹介
安斎正人[アンザイマサヒト]
1945年中国生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科助手
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