内容説明
本書は戦中・戦後を小学校の教壇に生きた一教師の克明なメモをもとに、当時の教育現場の風景を再現。戦後教育の薄明の時代を生き生きと描き出している。
目次
燃える雲
焼け残った学校
イワシとジャックナイフ
国破レテ
漂う正月
クラヤミとトモシビ
校舎の外
黄ばんだ文章
学校が明るくなった
暫定教科書
騒ぐこども
52日間の夏休み
全校討論会
3回目の討論会
矢吹校長の意欲
給食始め
ささやかな準備研究
雨降りの日
オウムの物真似
青葉茂れる
汗
学級委員会
正樹の手紙
葉子の疑問
ギシギシと音をたてて
ハの字型の靴
紛糾
迷い



