内容説明
人類発達史の定説に根本的な修正を迫る!―「人間は直立歩行の結果道具を獲得し、農耕を発明した結果定住が可能となり、文明発達の基をひらいた」というのがこれまでの定説だが、ほんとうにそうなのだろうか?本書の著者たちは、森を追われたサルたちはやむをえず道具を持ち、やむをえず定住して農耕をはじめたというのだが……。
目次
1 手型動物と口型動物
2 サルからヒトへ
3 低緯度から高緯度へ―人類史の舞台
4 ビッグゲーム・ハンター
5 人類の拡散―極北地から新大陸へ
6 定住革命
7 食糧生産と牧畜の発生