内容説明
1998年末、自分で設立した『FMW』を再度去ることになった時から、大仁田厚は新たな標的に長州力を掲げ、観客に向って叫び続けた。それは巨大エリート組織・新日本プロレスに対してインディー界で闘い抜いてきた大仁田の意地であり、プロレスラーとして自分の死に場所を模索し、『邪道』とはなんだったのかを総括する問いかけでもあった。これは横浜アリーナ戦までの1年半を綴った一人の男の記録である。
目次
序章 邪道最期の夢(切なく聞こえたファンの歓声…)
第1章 夢見た者は必ずかなう(長州戦正式決定!;生きるためのデスマッチ ほか)
第2章 死闘の中で見えてきた標的(俺と新日本との因縁;ストロングスタイルとは何だ!? ほか)
第3章 長州はいつ動く!?(社長交代の影響;あと半年、あと半年しかない… ほか)
最終章 嘘と真実(“プロレス”という魔力;馬場さんへの手紙 ほか)