目次
第1部 東京都の直営施設(箱根児童学園―地元の理解が不十分なまま終焉を迎えた“旅館施設”;あづさ園―里親委託に主力を注いだ九年の施設養護;沼津児童学園―施設養護のあり方をめぐり、積惟勝が東京都に挑んだ一一年;萩山学園―島田正蔵と少年教護院付設での三年七か月の生活教育;七生児童学園―不就学のまま「精神薄弱児施設」に転換された一八年;中井児童学園―“豪邸”に創設され、後に職業補導に転換した女子施設の行方)
第2部 東京都の民間委託施設(聖十字学園―国会で糾弾された悪徳財団法人と都外委託施設;愛聖園―山口リョウと「精神薄弱児施設」甲の原学院、富士聖ヨハネ学園と継承された六二年;六華園―少年保護事業から転換し、個人経営した東福義雄・隆子夫妻;治生学園―沖一道と日蓮宗寺院に間借りして営まれた施設養護の九年)
著者等紹介
藤井常文[フジイツネフミ]
1949年、北海道生まれ、1973年、東京都民生局(現、福祉局)に福祉指導(現、福祉)として入都。以後37年間、児童福祉施設・児童相談所などに勤務。明星大学人文学部福祉実践学科で9年間、教員として勤務。2007年から2011年にかけ、映画「大地の詩 留岡幸助物語」(山田火砂子監督 現代ぷろだくしょん)の上映運動にかかわる。現在、東京都児童相談センター児童福祉相談業務指導員。教育学修士。社会福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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