出版社内容情報
長谷川オリジナルの詩法である「移動と転換」や「シュルドギュメンタリズム」などを理解した上で、詩の中に
登場する事件・出来事や人物ついてのいくらかの知識があれば、難解さが文学的だけでなく人間学的や社会学的
な醍醐味となってくる。長谷川龍生の詩法の変遷をたどるとともに、各詩法の仕組みを解き明かした上で、すべ
ての詩集の代表作を解説する。
目次
1 生い立ちと遍歴(生い立ちと習作期;戦後詩の時代;高度経済成長期から平成・令和時代)
2 詩法の変遷(「移動と転換」と「直感」;シュルドキュメンタリズム創出期;シュルドキュメンタリズム亜流期 ほか)
3 詩集の読解・解説(『パウロウの鶴』;『虎』;『泉という駅』 ほか)
著者紹介等
小学校5年のとき高尾山に隣接する景信山(727m)に登ったのをきっかけに、登山をつづけるとともに、山岳紀
行、詩、俳句を書きはじめる。その体験を活かし自然、詩、俳句についての評論も書く。深田久弥の日本百名山
完登。産業機械メーカーで流れと熱の解析を担当。評論『いくつもの顔のボードレール』・『巨匠探究―ゲーテ
・ゴッホ・ピカソ―』・『山・自然探究』の執筆で新境地を拓くとともに、現代社会に求められている精神の再
生と自然界の霊的境地の顕現を推し進めた。さらに『詩のモダニズム探究』ではモダニズム詩の台頭の経緯や詩
法とその意義を、『短詩型文学探究』では連歌・俳諧も短詩型とみなして和歌・連歌・俳諧・俳句の進化の因果
関係を解き明かした。作家、詩人、俳人。現代詩創作集団「地球」(平成21年終刊)元同人。俳句会「白露」(
平成24年終刊)元会員。新ハイキング会員
目次
1 生い立ちと遍歴(生い立ちと習作期;戦後詩の時代;高度経済成長期から平成・令和時代)
2 詩法の変遷(「移動と転換」と「直感」;シュルドキュメンタリズム創出期;シュルドキュメンタリズム亜流期 ほか)
3 詩集の読解・解説(『パウロウの鶴』;『虎』;『泉という駅』 ほか)