内容説明
精神保健福祉士という国家資格は、精神に障害をもつ人の社会復帰を支援する専門職として、今後ますます活動の場を広げることだろう。精神保健福祉士はどのような仕事をするのか、どうしたらなれるのか。養成施設や受験資格取得可能な大学のリスト、現場の声なども付して詳しく解説する。
目次
1 精神保健福祉士のプロフィール
2 精神保健福祉士の誕生と職域拡大に伴う変化
3 他職種との共通点・相違点
4 精神保健福祉士の援助技術の概要
5 精神保健福祉士になるには
6 巻末付録
著者等紹介
長崎和則[ナガサキカズノリ]
1959年、京都府生まれ。桃山学院大学社会学部卒。龍谷大学大学院文学研究科修士課程社会福祉学専攻修了。高知女子大学大学院健康生活科学博士後期課程修了(博士・社会福祉学)。児童養護施設、精神科病院でのソーシャルワーク実践経験を踏まえ、現在、川崎医療福祉大学医療福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小鳥遊小鳥
3
精神保健福祉士になりたい、精神保健福祉士という資格に興味を持っている人向けに書かれた本ですが単純な「なるには」本ではなく、精神保健福祉士という職種が生まれた背景、他職種との関係や共通点・相違点、精神保健福祉士が用いる援助技術の概要など、「どういう仕事なのか」をじっくりと説明しているという印象。具体的な仕事内容については精神保健福祉士として現場で働いている方からの寄稿があり、こちらも参考になります。2015/09/27
Glitter
2
精神保健福祉士が誕生する歴史的背景から、活動の場所と使用する技法、資格取得の道筋も紹介されている。 巻末のコラムは現役の精神保健福祉士が執筆しているので生の声が聞けてとても良い。 これから職域が広がっていく仕事だと思う。2018/08/01