内容説明
なぜ偏見がついてまわるのか。飲酒文化からAC論の克服まで。アル症体験から語る社会と心の問題。
目次
第1章 酒飲みをめぐる状況
第2章 酒と日本文化
第3章 酒づくりのなかの政治
第4章 自助グループの光と影
第5章 酒とアメリカ人
第6章 もうアダルト・チルドレンで泣かなくともいい
終章 節酒日本という政策
著者等紹介
中本新一[ナカモトシンイチ]
1945年、奈良県生まれ。同志社大学大学院総合政策科学研究科修士課程修了。34年間の高校勤務ののち、アルコール問題研究家に。1983年より自助グループに所属
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感想・レビュー
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カッパ
28
【129】336【◯】【感想】お酒を飲む県の出身である。アルコール依存症は文化は関係するとこの本では言っている。日本はアルコールが許されやすい。また、著者はアダルトチルドレンにも疑問があるという。生きにくさを親子関係にもっていくのは確かに疑問だ。社会のあり方も大いに関連してると私も思う。文章は固くすこし難しいが噛むように読んでみてほしい。2017/04/10
クーちゃん
0
①自身アルコール依存症者としてこの本を読みました。②飲酒文化については納得しました。③自助グループについては、自分の経験から少し違和感を感じました。多分、著者の自助グループへのかかわりがより積極的だからだと思います。④いずれにしても、アルコール依存症は怖い病気です。2012/01/02
kafkalife
0
「アダルト・チルドレン論を超えて」これが素晴らしい。日本という「社会が持つ飲ませる圧力」について。精読できずに返却。また借りよう。2009/10/20