目次
第1章 ユングとの出会い、夢、惹かれた背景
第2章 ユングの治療的素質
第3章 治療者ユング
第4章 ユングと統合失調症
第5章 ユングと神経症
第6章 元型の治療的意義、転移、自験例(夢事例)
著者等紹介
平井孝男[ヒライタカオ]
1949年三重県上野市に生まれる。1974年、金沢大学医学部を卒業後、大阪大学病院精神科、大阪通信病院神経科、仏政府給費留学、榎坂病院・淀川キリスト教病院精神神経科を経て、1991年4月、平井クリニックと新大阪カウンセリングセンターを開設。現在、平井・池上クリニック名誉院長、新大阪カウンセリングセンター長。精神科医。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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参考文献が実に豊富で、Jung小百科という趣もあって実に有難い。一方的な賛辞だけでなく、リチャードノル、コリンウィルソンあたりも参照して、ネガティブ面・危険性についてもきちんと言及してて好。「ユング心理学の貴族性と社会面の軽視」と「4K(金持ちで、賢くて、健康で、関心のあるクライアントだけ診る)」は、やはり大きい宿題。後者は精神分析アナリザンドのYAVIS(Young, Attractive, Verbal, Intelligent, and Successful)にも類縁するポイント。