内容説明
拒食・過食などの摂食障害が、心の問題として重大な社会問題になろうとしている。その根源には「愛情飢餓」がひそんでいると思われる。欧米の研究成果などをふまえ、病んでいる家族関係の修復をはかりながら、解決方法を検証する。
目次
第1章 摂食障害とは
第2章 摂食障害者にとって「食物」の意味
第3章 神経性嘔吐と吐き気
第4章 飢えた胃と飢えた心
第5章 摂食障害の心理
第6章 母子関係と世代間連鎖
第7章 摂食障害のカウンセリング
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moe
2
摂食障害の原因は家族(特に母子関係)にあるという論点からカウンセラーに向けて書かれている。スッキリしていて分かりやすいが、その分「そう言い切れるのか」という疑問は残ります。2011/01/15
ミライ
1
摂食障害とまでは言えないが、自分が通常の食生活を営めなくなったため、読んでみた。摂食障害の本を読んでいると、必ず親子関係の問題が浮上してくる。確かに、思い当たることもある。しかし、親に負担をかけたくないため、摂食障害には親が関係していることを親に知ってほしくないのが本音だ。最近ではだいぶ食べられるようになったが、たくさん本を読んで、自分で治すことができたらいいなと思う。2014/09/05