内容説明
住み慣れた東京を離れ、それまでの仕事もやめて奈良県明日香村に移り住んで一年。生きる指針を求めて、夫婦二人で地元のお寺を訪ね、住職に問いかけた。こんな時代だからこそ、仏教に聞くべきところも多い。
目次
御厨子山妙法寺―幸よびの鐘と一願成就の観音さま
紫雲山入安院蓮華寺―法然上人の教えを今に伝える
真各山宗泉寺―日々を行に生きる尼寺
恵日山称名寺―阿弥陀如来と共に―街中の隠れ寺
音羽山観音寺―心の拠りどころとして再興
三輪山平等寺―十六年間の托鉢で再建
葛城山東観院宝国寺―身替り大師と祈祷の寺
念仏の寺―仏法を聞く
法灯を守る人々
取材を終えて
夫のひとこと
妻のひとこと
著者等紹介
浅見潤[アサミジュン]
昭和30年北海道に生まれる。小さいころから本を読んだり作文を書くことが好きで小説家になりたかったが、考古学の世界に入り、調査報告書という少々お堅い文章を書くはめになる。今回は、図らずも小説でない本を最初に出版することになった。日本考古学協会会員
浅見孝子[アサミタカコ]
昭和31年新潟県生まれ。若い頃から旅が好きで、国内のみならず海外へも単身で出かけたことも。都会の喧騒を離れてゆったりと生活すべく明日香村に移り住んだが、やはり生来の活発さは捨てきれず、何かと忙しく動き回る今日この頃である。「袖振りあうも他生の縁」というが、色々な人々が訪れ、大いに飲み、かつ大いに語る、にぎやかな明るい家づくりが2人のモットー
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