内容説明
数十万基とも言われる高野山奥之院の墓碑群の中から百二十四名の戦国武将と女性達の石塔を探し出し、その銘文から石塔造立の背景とその人物の生涯を読み解く。
目次
第1章 高野山奥之院、塔頭寺院と戦国武将の関係(奥之院は東洋のウェストミンスター寺院;弘法大師と弥勒菩薩;真田信之と蓮華定院 ほか)
第2章 高野山の中世石造物の概要(中世の石造物;五輪塔とは何か;鎌倉時代から南北朝時代の五輪塔 ほか)
第3章 高野山奥之院に所在する戦国武将の石塔を読む(立花宗茂;伊達忠宗;伊達秀宗 ほか)
著者等紹介
木下浩良[キノシタヒロヨシ]
1960年福岡県山門郡三橋町木元(現柳川市)生まれ。1983年高野山大学文学部人文学科国史学専攻卒業。同年より、高野山大学職員。現在、高野山大学図書館課長心得(司書)・高野山大学密教文化研究所事務室長心得。兵庫県竹野町史・同県養父町史・大阪府岬町史・和歌山県九度山町史・同県高野町史の各編纂委員を歴任。高野山文化財保存会より、「奥之院石塔調査員」を委嘱。和歌山県教育委員会より「高野山奥之院石塔調査委員」、「高野山結界道、不動坂、黒河道、三谷坂学術調査会委員」を委嘱。高野町教育委員かいより「大名調査委員」を委嘱、同委員会副会長。高野七口再生保存会参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。