内容説明
日本語教師としてカムチャツカの地を踏んだロシア史研究者の目から見た、その素顔と魅力。
目次
第1章 カムチャツカの厳しい、豊かな自然
第2章 カムチャツカでの大学生活
第3章 カムチャツカの市民生活
第4章 カムチャツカと日本―歴史を辿る
第5章 終わりに
カムチャツカ観光概要
カムチャツカ州の基本情報
著者等紹介
広瀬健夫[ヒロセタケオ]
1932年兵庫県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。東京都立大学大学院政治学専攻博士課程単位取得退学。1973~1997年信州大学人文学部教員。1997年~2006年カムチャツカ国立教育大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoneyama
13
ソ連解体後ペトロパブロフスクに渡り日本語教師をした著者。ソ連がなくなり怖いもの見たさで移住した気持ちがよく分かる。ロシアの暮らしぶりルポは「やっぱロシアだね」感あり。占守島植民団の郡司成忠が日露戦争のとき自前でカムチャツカに攻め込んで寒村を占拠した話はさすが明治人の気迫。戦後北鮮からの労働移民で西海岸に移った日本人15人の生き残りの永江昭二さん(瀬戸市出身)と会った話。ウスチスボエ村という僻地で幸福に暮らしていたと。ペトロは小さな村だったがクリミア戦争時英仏の上陸を阻止、戦後は冷戦最前線で人口10倍に。2022/11/28
けいちか
0
97年からカムチャッカに住んで、ロシアの大学で日本語を教えた人の書いたカムチャッカに関するエッセイ。当時のカムチャッカではこうだったのか、という記録的な文章で読んだ。2012/05/01




