ユーラシア・ブックレット
いまどきロシアウォッカ事情

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784885956164
  • NDC分類 588.57
  • Cコード C0336

内容説明

ロシア人と切っても切れない関係にあるウォッカについて、その誕生の歴史から製法、生活の中での様々な嗜み方も具体的に指南。代表的な銘柄と日本で入手できる銘柄、日本のウォッカ市場の現状にも触れる。

目次

第1章 ウォッカの歴史(ウォッカはいつ頃、どこで生まれたか;メンデレーエフ学説(40°が最適)をめぐる議論
ロシアのウォッカは世界のウォッカへ
ウォッカの国家管理の変遷(イワン三世からプーチンまで)
禁酒法(節酒令)の歴史)
第2章 ロシア人とウォッカ(一般的なウォッカの味わい方;健康医薬品としてのウォッカ;健康医薬品としてのウォッカ;ロシア男性の短命はウォッカの飲みすぎか;サマゴン(自家製蒸留酒)とは何か)
第3章 今日のロシアにおけるウォッカ産業(産業構造;主な製法 ほか)
第4章 ロシアウォッカのトレンド(2000年以降の動き)(ソ連時代のブランド(商標権問題で輸出ストップ)
新生ロシアに誕生した銘柄
プレミアムウォッカの出現
地酒(隠れた名酒)
帝政ロシア時代銘柄の復刻版)
第5章 日本におけるロシアウォッカ(日本のウォッカ市場におけるシェア;ソ連時代ブランド(ベリョスカ白樺解散後)
現在(2005年)の輸入状況)

著者等紹介

遠藤洋子[エンドウヨウコ]
東京生まれ。1964年上智大学外国語学部ロシア語学科卒。1975年‐2003年株式会社プロムテック(ロシア語翻訳・通訳派遣業)社長。現在、株式会社プロムテック・ビズ(ロシア・CIS産ウォッカ輸入業)社長。2004年遠藤寿一(永年ソ連ロシア取引に従事、現在三菱商事株式会社業務部顧問、社団法人ロシア東欧貿易会顧問)と結婚し、遠藤に改姓。日本・ロシア協会評議員。スピリッツアドバイザー(ビア&スピリッツアドバイザー協会認定)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

晴天

1
日本のアルコール飲料市場におけるウォッカの割合は小さいが、ロシア産となるとその中のわずか7%にすぎないことからして驚かされた(圧倒的にアメリカのスミノフ一強)。そうした馴染みのないウォッカについてその歴史を紐解き、製法から商標問題まで紹介する。舌ではなくリュームカで一気に飲み干した後味を堪能し、原料のアルコール自体は製造する工場が限られ、希釈に使うその土地の水や、炭や銀を用いる濾過方法、添加する蜂蜜や砂糖などが複雑に絡み合い風味を決めるというのはシンプルなようで奥深い。2022/04/25

O. M.

1
ウォッカの歴史、ロシア人のウォッカの飲み方、ウォッカの製造法、製造工場の実地調査など。今まで「ウォッカはロシア産の強い酒」という知識しかなかった私にとって、目から鱗の一冊でした。ウォッカに興味があるけど、実態を良く知らないという一般の方に絶対推薦したい一冊です。平易な解説でコンパクトに良くまとまっています。なおタイトルに「いまどき」とありますが、2006年発行の本なので、紹介されているウォッカのブランドなどは若干古い情報があるかもしれません。2014/03/30

thuzsta

1
「ルースキースタンダルト」という呼び方は本書で初めて知った。今まで「ロシアンスタンダード」という呼び方しか聞かなかった。2011/06/17

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