内容説明
現在、ロシア絵本やおはなしの邦訳は少なく、目立たない存在だがそこには独特の魅力がある。その土臭い、力強さと人間味を持った絵本たちの楽しみ方を現役の司書が語る。
目次
『てぶくろ』
『おおきなかぶ』
『しずかなおはなし』
三びきのくま
ゆきんこ
タチヤーナ・マーヴリナについて
『ニャーンといったのはだーれ』
十二の月のものがたり
おだんごぱん
『ガラスめだまときんのつののヤギ』
『アイスクリーム』
ロシアに送った日本の絵本の紹介
カエル姫
『だくちる だくちる…はじめてのうた…』ビアンキの絵本たち
バージョフの『石の花』
著者等紹介
岩本憲子[イワモトノリコ]
兵庫県生まれ。大阪外国語大学ロシア語科修士課程修了。吹田市立図書館勤務。「カスチョールの会」同人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちか
5
幼児教育を専門に学んでいたこともあって、絵本には興味があるが、このようにロシアの絵本に特化した読み物は、以前読んだことがなく、興味深く読んだ。私でも知っているものがいくつもあるが、私がロシアの話だと思っていたものが、別の国の民話の再話だったと知り、びっくり。2015/03/31
りぃ
2
図書館の方って、こんなにも子供たちのことを考えて読み聞かせをしていたのと感動してしまった。私自身は、子供の頃に読み聞かせてもらったものにどんなものがあったかまるで覚えていない...。でも、心の隅のどこかには残っていると信じたい。きっと昔読んでもらった物語も私の糧になっているはずだ。2020/06/07
晴天
1
図書館におけるロシア絵本の読み聞かせに対するこどもたちの反応、ロシア語の絵本の生き生きとした翻訳など、児童図書館の様相が目に浮かんできた。2022/09/22
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