内容説明
ロシア近代演劇と現代に生きる新しいロシア演劇の多様な魅力を軽妙な筆致で、劇場ガイドも兼ね余すところなく紹介。
目次
第1章 ロシア演劇の伝統と魅力(アメリカでもロシア演劇のシステム?;北島マヤか姫川亜弓か?;「喧嘩口論するに、かねてセリフにたくみなし」;観客の想像力を求めるロシア演劇;「王様は裸だ」と叫ぶのは?)
第2章 ロシアの劇場案内(まだ健在なり、タガンカ劇場;最近また元気になってきた老舗のマールイ劇場;いまだに若者に人気No.1のユーゴザーパド劇場;日本でも大好評だったポクロフカ劇場、そしてマヤコフスキー劇場;フォメンコで老名優が生き返ったワフタンゴフ劇場とフォメンコ工房 ほか)
第3章 地方の演劇
第4章 若い世代から観たロシア演劇
著者等紹介
堀江新二[ホリエシンジ]
1948年、東京生まれ。早稲田大学大学院修士課程卒。ロシア演劇を見ることが生きがい。演劇鑑賞の合間に、たまにはロシア語の本も紐解く大阪外国語大学助教授。大学に勤める前は、通信社、出版社、映画会社を転々とし、ロシアに10年ほど滞在。2001年度湯浅芳子賞受賞
スタロセーリスカヤ,ナタリヤ[スタロセーリスカヤ,ナタリヤ]
レニングラード生まれ。ロシア独立新聞社学芸部勤務の後、現在ロシア演劇人同盟広報秘書。劇評を毎年数十本書く演劇評論家でもある
松川直子[マツカワナオコ]
1974年、大阪生まれ。現在大阪外国語大学大学院博士前期課程在学中。院在学中の1998年から2001年までロシアへ留学。現在「演技における様々な即興」をテーマに修士論文執筆中
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