内容説明
新聞などにしばしば登場する「ドストエフスキー的」という表現。日本人にとってのイメージは。
目次
1 一般的な社会批判用語としてのドストエフスキー(近代批判)
2 国際政治用語としてのドストエフスキー(帝政ロシアと現代ロシア;帝政ロシアと軍政日本;帝政ロシアの悲惨と郷愁;社会主義批判 ほか)
3 現代日本社会用語としてのドストエフスキー(間接的な現代日本論;演劇関連のドストエフスキー論;純文学関連のドストエフスキー論;文学作品の時代感覚 ほか)
著者等紹介
桜井厚二[サクライコウジ]
1972年新潟県生まれ。早稲田大学第一文学部露文専修卒業。新潟大学人文科学研究科西洋文化専攻修士課程修了。現在は早稲田大学大学院文学研究科ロシヤ文学専攻博士後期課程に在学中(研究助手)。専攻分野はドストエフスキー。研究論文『ドストエフスキーの作品における「ドン・キホーテ」』(『学術研究』第48号所収)。「ドストエーフスキイの会」会員。高校時代に偶然図書館でドストエフスキーを読んで感銘を受けて以来、1990年代を通して事実上ドストエフスキーに導かれながら思春期を過ごした。本書にはそのようにして形成された著者の情緒が反映されている
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感想・レビュー
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