内容説明
本書は、住み手の立場を主体に本来在るべき「住宅とは何か」を考え、これからの住宅に必要な「健康住宅の視点」「バリアフリーの技術の評価」「メンテナンス」をキーワードとして、住宅に求められる基本的機能としての居住性、安全性、耐久性を確保することを念頭に、木造在来構法の正しい知識と構造・施工に関する基本をまとめたものである。
目次
木造住宅建築の沿革と性能
設計図の作成
見積り、仮設
地業・基礎工事
建築用木材の基礎知識
木組
軸組
小屋組
建前
床組
階段
開口部の仕上げ工事
外部の仕上げ工事
内部の仕上げ工事
これからの住宅に問われる性能
家相と家運
著者等紹介
細野良三[ホソノヨシミツ]
1944年生まれ。住む人が主体の住まいづくりを基本コンセプトに設計活動を展開。量産住宅へのアンチテーゼ・民家再生に力を入れる。「地震・火災に強い家の建て方、見分け方」「わが家の間取り・これに決めた」(いずれも共著)。1級建築士
山本文一[ヤマモトブンイチ]
1928年静岡県生まれ。大工職を究めるため、’50年から十数年に及び全国行脚。以来、大工として指導的役割を果たす。仏像127体彫刻する。現在、東京土建新宿支部役員
藤間与治[フジマヨジ]
1930年新潟県生まれ。’48年建築大工職人となる。現在藤間工務店代表、東京都建築大工技能検定委員、建築大工中央技能検定委員、東京建築カレッジ指導員、東京土建足立支部委員長。1級技能士、2級建築士
福井綾子[フクイアヤコ]
1947年秋田県生まれ。建築設計事務所勤務後、川崎市に福井建築設計研究所設立。住宅の設計、マンションの相談活動を行う。女性建築技術者の会、設計協同フォーラム、WAI・21健康な住まいづくり研究会会員。一級建築士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。