内容説明
甦る往時の熱い鼓動!数多の人間ドラマを映し出したあの18番ホームが姿を消した。一世を風靡した「あゝ上野駅」のメロディーを胸懐に、上野駅の今昔をたどる―。
目次
集団就職逃げて2往復 故郷で出直し―夢、涙…夫婦の出発点
出稼ぎ事故 夫亡くし30年―今も夢、長生き申し訳ない
人生の応援歌に続編再び―心の唄、ありがとう
「駅前旅館」は看板降ろしビルに改装―ぬくもり伝えたい
一文無しの乗客に駅員がポケットマネー―心の古里変わらぬ人情
上京客を見守り続けた構内売店―「日本一の心遣い」今も
駅から駆け込む“経営者相談室”―挫折、再起…男たちの分岐点
始まりは労災職員の“救済”―靴磨き台は人生の交差点
終電逃し署で仮眠 冬は毛布も提供―やっぱり人情厚い町
津軽三味線「本場で学びたい」―若者の旅立ち見守る〔ほか〕