内容説明
文章表現指導の現場から生まれた188編の書き慣れ文集。
目次
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私
恋
学校生活
家族
日常の周辺
社会一般
女子高生が見た京都
著者等紹介
深谷純一[フカヤジュンイチ]
1942年、東京の目黒に生まれる。早稲田大学教育学部国語国文科卒。高校時代の師・大河原忠蔵氏の影響で国語教師になることを決意。1965年成安女子高等学校(現京都成安高校)国語科教員となる。日本文学協会の国語教育部会に参加する中で「読む」ことと「書く」ことの大切さに気づく。6年前に試みた「カキナーレ」の文章表現が生徒の心をとらえる。一方、教材研究・授業実践の交流の場として国語研究サークル『土曜日の会』を、20年前に仲間と立ち上げて今日に至る
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomo
1
大学の教職国語科の授業で先生が教えてくださった本。作文の可能性を思う。カキナーレが発売されてから10年ほど経ち、最近の子どもは言葉を書けない、文章表現力がないと評されることは更に増えているけれど。足りないのは文章力ではなく、書こうという気持ちで、その気持を伸ばすことこそが、教育に与えられた可能性であるように思う。自分探しの手助けをする、ということ。2010/01/23
半木 糺
0
女子高生の様々な作文を集めた本。十代の女子学生特有のみずみずしい感性が光る文章が魅力的。本書は深谷純一氏の授業実践の報告でもあるが、それを抜きにしても純粋に読み物として面白い。作文教育の実践が叫ばれる中、本書は一つの大きなモデルケースとなるであろう。2011/04/20
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