内容説明
カメの図像・造形・文献・宗教的背景を多彩に語る。飛鳥亀形石を中心に、様々な時代・地域の亀に関わる遺物を紹介、東アジアでの思想的な広がりをひもといていく。考古学・美術史・歴史地理・日本史・東洋史・動物学の専門家による学際的シンポの報告。
目次
第1部 飛鳥亀形石の世界(飛鳥亀形石の発見と意義;青斑石の鼈合子と北斗七星;朝鮮半島の石造物と亀)
第2部 亀の系譜(縄文の亀;弥生の亀;古墳・古代の亀)
第3部 亀と宗教、自然科学からみたカメ・スッポン(亀の図像学;亀卜について;自然科学からみたカメ・スッポン)
総合討論
著者等紹介
千田稔[センダミノル]
1942年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程。現在、国際日本文化研究センター教授。歴史地理学
宇野隆夫[ウノタカオ]
1950年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程。現在、国際日本文化研究センター教授。考古学(考古社会史)
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