内容説明
写真を始めて5年程たった頃、28mmの広角レンズを手にしました。白い犬を連れた女性が現れ、何の考えも無く突然に犬の足元めがけカメラを差し出しました。ノーファインダという写し方です。すると犬は飛び上がって怒り猛烈に吠えました。同時に私もすっ飛んで逃げました。写真は夕暮れ時で、ボケボケでしたが、思いがけなく先生に誉めて頂いたのです。以来、被写体(犬)を求めて、大阪城・鶴見緑地・淀川の河川敷等々、特に長居公園には犬が沢山集まり犬の種類も豊富で、何度も足を運びました。飼い主と愛犬の姿を10年余も眺めていたからか、最近では殆ど吠えられることもなく、気が付けば大きな犬も可愛いと思えるようになりました。これからは、「私、犬が好きです」と言うことにします。
著者等紹介
宮元美枝子[ミヤモトミエコ]
1982年カルチャーセンター写真教室に通い出す。1987年教室講師の写真家高田誠三先生のツアーにて初めての海外撮影に参加してスナップ写真に魅せられる。1988年第9回WINDSフォトコンテスト第1部海外写真の部特選受賞。以後、愉快な仲間と楽しい写真を撮ることを心掛けながらスナップを中心に活動。写真クラブAPO会員。全日本写真連盟会員
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