内容説明
本講伝録は昭和五十三年四月二十八日に遷化せられた元御室派管長・仁和寺第四十二世門跡小田慈舟和尚の生誕百年を迎えるに当り、昭和四十二年から昭和五十年に至る『大日経』・『金剛頂経』・「両部曼荼羅」・『理趣経』・『秘蔵記』等の講伝の記録と、特に教学に関する論文を選んで刊行するものである。
目次
西院流四度伝授記十八道次第
施餓鬼法講授記
率都婆について
両部曼荼羅講伝
御室版両部曼荼羅の開版とその功労者
弘法大師の教学と釈摩訶衍論
弘法大師の諸開題等に散見する釈論の思想
十巻章概説
著者等紹介
小田慈舟[オダジシュウ]
明治23年広島県比婆郡西城町に生まれる。大正5年真言宗聯合京都大学(現種智院大院)卒業。以降、高野山大学教授・種智院大学名誉教授・真言宗御室派管長など歴任。昭和43年密教学芸賞を受く。昭和53年遷化
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