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内容説明
映画に端を発した自伝的エッセー集。
目次
1 映画と災厄(映画と災厄;私たちの足元の地面;アルト・アウス湖 一九三〇年;クリスマス 一九二七年、一九三七年、一九四一年;ゲルマニストの娘 一九三四年 ほか)
2 消失の日誌(「消失の日誌」への序論;別れの練習;ジャーマン・イメージ;リーフェンシュタール女史;フォンターネの景域―マリアンネ・ホッペ ほか)
著者等紹介
アイヒンガー,イルゼ[アイヒンガー,イルゼ] [Aichinger,Ilse]
1921年、ウィーンに生まれる。第二次世界大戦後、大学で医学を学び始めるものの、執筆に専念するために中退。唯一の長編小説『より大きな希望』(1948/60年)は、異彩を放つ戦後文学として広く読み継がれている。短編「鏡物語」(『縛られた男』所収)に与えられたグルッペ47賞(52年)を皮切りに、ネリー・ザックス賞(71年)、ペトラルカ賞(82年)、偉大なるオーストリア国家賞(95年)他、数々の文学賞を受賞。80年代以降は執筆活動を休止していたかのようであったが、今世紀に入り、自伝的エッセー集を発表している。2016年、ウィーンに没する
小林和貴子[コバヤシワキコ]
慶應義塾大学、ハンブルク大学で学ぶ。現在、学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科准教授。二十世紀ドイツ語圏文学、オーディオドラマやオーディオブックを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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