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出版社内容情報
国際的に注目される現代オーストリア文学の人気作家、初邦訳!1937年秋、ナチズムが台頭するウィーン。少年はキオスクでフロイトに出会った。フロイトは少年の話に耳をかたむけた。――17歳で田舎から出てきた少年フランツの目を通して時代のうねりを活写した、ノスタルジックな空気感がたまらない青春小説。国際的に注目される現代オーストリア文学の人気作家、初邦訳!
ローベルト・ゼーターラー[ローベルト ゼーターラー]
1966年ウィーン生まれ。俳優として活躍する傍ら、2006年に小説『ビーネとクルト』で作家デビュー。本作で一躍人気作家となり、最新作『一生』(2014年)でグリンメルスハウゼン文学賞受賞、同英語訳は2016年ブッカー国際賞の最終候補作になった。
酒寄進一[サカヨリ シンイチ]
1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。シーラッハ『犯罪』で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞。主な訳書にシーラッハ『テロ』、ノイハウス『深い疵』、グルーバー『刺青の殺人者』、セシェ『囀る魚』、ヘルト『赤毛のゾラ』、ヴェデキント『春のめざめ』など。
内容説明
自然豊かな湖のほとりに母とふたりで暮らしていた少年フランツは、田舎を離れウィーンのキオスクで見習いとして働くことになった。はじめてのひとり暮らしと仕事、都会の喧噪に期待と不安を感じながらも、キオスクの店主から新聞、葉巻、お客のことなどを学んでいく。そんなある日、忘れ物を届けたことで常連客のジークムント・フロイト教授と懇意になり、フロイトから人生を楽しみ恋をするよう忠告される。さっそくおしゃれをしてプラーター遊園地にくりだしたフランツは、謎めいたボヘミアの女の子に出会い、すっかり心を奪われてしまう…。ナチスドイツに併合されていくオーストリアの様子と、そのなかで少年が思い、悩み、考え、行動する姿を、静謐に物語る。
著者等紹介
ゼーターラー,ローベルト[ゼーターラー,ローベルト] [Seethaler,Robert]
1966年ウィーン生まれ。俳優として活躍する傍ら、2006年に小説『ビーネとクルト』で作家デビュー。最新作『一生』(2014年)でグリンメルスハウゼン文学賞受賞、同英語訳は2016年ブッカー国際賞の最終候補作になった
酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。シーラッハ『犯罪』で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第一位を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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