土方久功正伝―日本のゴーギャンと呼ばれた男

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  • サイズ B6判/ページ数 316,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784885880926
  • NDC分類 712.1
  • Cコード C0093

出版社内容情報

いま、評伝がおもしろい!彫刻家であり詩人でもある土方久功は、ミクロネシア研究の民族誌家としてもすぐれた仕事を残している。しかし久功の最も貴重な遺産は関東大震災の前年から死の5日前まで55年にわたって書き続けられた日記であろう。残された膨大な日記を一字一句翻刻し、久功の喜び、苦しみ、悲しみを共にする中から立ち上がってくるのは、自己に忠実に生きようとした男の清々しさであり、読む者の知的好奇心を刺激してやまないその生き方である。

まえがき
序章 土方久功との「出会い」
第1章 伯父・土方久元と祖父・柴山矢八
第2章 幼年から青年時代へ
第3章 死の影
第4章 久功の恋(1)――南洋へ発つまで
第5章 憧れの南洋へ――パラオの生活
第6章 孤島に生きて
第7章 再びパラオへ――丸木俊と中島敦
第8章 久功の恋(2)――南洋で
第9章 戦時下の日本へ
第10章 ボルネオから土田村へ
第11章 戦後東京の生活
第12章 パラオ、サタワル島の人々との交流
終章 栄達、名誉を求めぬ一生
あとがき
土方久功略年譜

清水久夫[シミズヒサオ]
1949年(昭和24)、東京に生まれる。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。日本学術振興会奨励研究員、法政大学非常勤講師を経て、世田谷区総務部美術館建設準備室学芸員となる。世田谷美術館開館後は、学芸部教育普及課長、資料調査課長等を勤める。現在、法政大学非常勤講師、跡見学園女子大学非常勤講師。

内容説明

彫刻家であり詩人でもある土方久功は、ミクロネシア研究の民族誌家としても評価が高い。しかし久功の最も貴重な遺産は関東大震災の前年から死の5日前まで55年に渡って書き続けられた日記であろう。残された膨大な日記を一字一句翻刻し、久功の喜び、苦しみ、悲しみを共にする中から立ち上がってくるのは、自己に忠実に生きようとした男の清々しさであり、読む者の知的好奇心を刺激してやまないその生き方である。

目次

土方久功との「出会い」
伯父・土方久元と祖父・柴山矢八
幼年から青年時代へ
死の影
久功の恋(1)―南洋へ発つまで
憧れの南洋へ―パラオの生活
孤島に生きて
再びパラオへ―丸木俊と中島敦
久功の恋(2)―南洋で
戦時下の日本へ
ボルネオから土田村へ
戦後東京の生活
パラオ、サタワル島の人々との交流
栄達、名誉を求めぬ一生

著者等紹介

清水久夫[シミズヒサオ]
1949年(昭和24)、東京に生まれる。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。日本学術振興会奨励研究員、法政大学非常勤講師を経て、世田谷区総務部美術館建設準備室学芸員となる。世田谷美術館開館後は、学芸部教育普及課長、資料調査課長等を勤める。現在、法政大学非常勤講師、跡見学園女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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