内容説明
家族への愛はあらゆる困難を乗り越える力を与える。のみならず時を経て他者に対する深い思いやりに昇華する。それらを亡き母は詩、短歌、点訳、随筆で描いた。その軌跡は一人の自立した女性として大正、昭和、平成をたくましく生き抜いた姿を映しだし、明日の生きる勇気を与える。長男がまとめた遺稿集。
目次
第1章 詩集「こころのあゆみ」(六つの瞳;しあわせ;三男忍、近藤先生に可愛いがられしを喜びて ほか)
第2章 短歌集「想い出の森」(昭和三十七年;昭和三十八年;昭和三十九年 ほか)
第3章 点訳のあゆみ(目の不自由な人達のために;法華経点訳にいどむ;トルストイ『戦争と平和』の点訳 ほか)
第4章 随筆「ある僧の話」