内容説明
ユーモア、愛、美しい松山、夢と人情に満ちた物語が、百三十余の漢方方剤と、延べ九百八十三の生薬名を織りこみながら天衣無縫に広がってゆく。
目次
「傾城美人」―1番・葛根湯
「ナイフ」―2番・葛根湯加川〓(きゅう)辛夷
「栗」―3番・乙字湯
「軽便鉄道」―5番・安中散
「母」―6番・十味敗毒湯
「功徳」―7番・八味地黄丸
「小使先生」―8番・大柴胡湯
「蝦蟇口」―9番・小柴胡湯
「マドンナ」―10番・柴胡桂枝湯
「松山中学の教師たち」―11番・柴胡桂枝乾姜湯〔ほか〕
著者等紹介
佐賀純一[サガジュンイチ]
漢方専門医、作家。1941年茨城県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。国立栃木病院、ハワイ・クワキニ病院に勤務。現在、土浦で医師として開業するかたわら、作家活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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