内容説明
心あるライオンが、ある日ウサギの赤ちゃんを育てることに…。本当の親子ってなんだろう。ラストシーンに胸がじんとあたたまります。大切なこと、絵本を通してやさしく伝えてあげてください。
著者等紹介
すまいるママ[スマイルママ]
手芸絵本作家。岐阜県出身。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒。フェルトや布、ビーズや綿などを使った作品づくりが特徴。絵本や保育教材のイラストを中心に活躍。フェルトを使ったワークショップ、プロジェクターを使ったお絵描きライブを全国の図書館や幼稚園で開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
annzuhime
37
4歳の次女が幼稚園から借りてきた絵本。ライオンは友だちが欲しい。でもつい食べちゃう。またウサギを2匹。そこで出会ったウサギの赤ちゃん。自分が親を食べてしまったので、赤ちゃんを自分の息子として育てる。ライオンとライオンだと思っているウサギの幸せな生活。でもウサギがライオンの本当の姿と、自分の本当の姿を知った時、2匹の関係が大きく崩れるー。フェルトや布、ビーズで作られた絵本。表紙の可愛さから借りてきたらしいが、内容は悲し過ぎる。長女(6歳)と次女は途中から号泣。2匹が可哀想だからもうこの絵本は読みたくないと。2020/11/12
退院した雨巫女。
15
《本屋》生みの親より育ての親だね。2017/08/02
tolucky1962
7
いろんな意味で、ぐっときます。肉を食べないと生きられないライオンを、仕事をしないと生きられない人間に置き換えると悲しくなります。その仕事が何かを守るためでも、ときに何かを傷つけていることもあるってこと考えると。2018/03/23
Sayaka
5
次女が大好きな、すまいるママの絵本。そして新種の里親本。少し悲しい話です。肉食動物は悪なのか?ライオンや狼を悪く書く絵本はあるけど、シャチや鷲鷹を悪く書く本って見たこと無いなぁと思ったり。 巻末にフェルト指人形の作り方が載っています。手芸ママ必読!2018/02/20
ごんたろう
4
かわいそうだという理由で獲物を食べずに死んでいく話。私はこの設定に納得できない。他の動物を食べてきたライオンが、独りぼっちで寂しいため、子ウサギの父になる。ライオンの親や友人はどこにいるのか。寂しいから親になるのは変では。子ウサギはなぜ家を出たのか。子ウサギはライオンが実の親を食べたことを理解したのか。その後ライオンが拒食になるのはなぜか。ライオンの墓の前で子ウサギが幸せな気持ちになるのはなぜか。もう全てが支離滅裂。かわいい絵と矛盾を含むどぎつい話は合っていない。フェルト人形で遊びたい気持ちにならない。 2023/01/15