内容説明
3月11日14時46分、かつてない大震災が東日本を襲った。多くの人々がかけがえのない命を、思い出がつまった家を、失った。それでもいま、被災地の瓦礫の中には、立ち上がろうとする人々の姿がある。彼らの姿に胸打たれ、世界中から届けられた祈りや励ましの言葉。
目次
1章 被災地からの手紙(津波は人と人のつながりまでは流せなかった―宮城県南三陸町;海を見るのも辛かった―宮城県石巻市 ほか)
2章 勇気をくれた「つぶやき」たち(安心する声;非常時でもお会計 ほか)
3章 世界から届いた祈り(日本―政府機関や民間団体による『復興』への取り組み;アメリカ―同盟国の救援活動と祈り ほか)
4章 エールを力に変えて(『ファイト新聞』ただいま発行中!―宮城県気仙沼市;避難所からネット放送する“ニコ厨”―宮城県気仙沼市 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
9
全てを失ってしまっても、生きている限り立ち止まることはできない。一人では耐えられないことであっても、他者がいれば気が紛れることもある。無論、完全にそこから立ち直ることが必ず出来るなどということはできないが、それでも周囲の人間の働きかけというのは有効である可能性が高い。2013/12/19
まるー1
1
ネットのまとめで読んだことが多いのが残念ですが、いがみあっている国でさえ、震災の時はエールをおくってくれていたのを思い出しました。まだまだ完全復興には遠いけども、出来ることから支援していきますよと。とりあえずは買い支え中。2013/04/03
しゅんぺい(笑)
1
東北大震災の被災地の「いま」が書かれた本。 やっぱ感動するなー。 自分はすごい他人事にしか考えれてへんくて、でも現場には本気でがんばってる人はいっぱいおって…。 人の優しさを感じられる本です。2011/07/03
na n@ mi
0
震災があって その3ヶ月後に出版された本とは思えない 濃い内容だった。被害に見舞われた方の想いを感じるだけで その凄まじさが 自分に降り掛かったことのように感じられた。ひどいと思うだけでなく 未来に繋がるものになってる。1日でも復興が進んでることを 願うばかりだ。2017/03/27
ikedama99
0
職場より借り出して読む。震災関係の資料に当たっているここ数日だが、被災者の立場、応援する側・・などいろいろな立場からのアプローチがある。被災から1ヶ月くらいの状況が中心なので、それに続く問題点はあまり前にはでず、「まず、今この時を過ごす」ことが焦点になっている感じだ。今、この方がはどのような生活を送っているのだろうと思った。2015/02/22