内容説明
いままでの、そしてこれからの日本人とクジラのつき合い方が見えてくる。
目次
序章 クジラを知る
第1章 クジラを捕る
第2章 クジラを食べる
第3章 クジラと祈り
第4章 クジラと遊ぶ
第5章 クジラと日本人
著者等紹介
小島孝夫[コジマタカオ]
成城大学文芸学部准教授。動植物等の更新性資源を持続的に利用するための資源管理の思想について研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サメ社会学者Ricky
0
捕鯨や食としての利用方法、さらには観光にまで、鯨と人間との文化的関わりにフォーカスを置いた本。シーシェパードと戦うために勉強し始めた捕鯨だが、結局は、人間と自然とのつながりという命題にいきつくことになった。鯨は絶滅危惧種として守らなければならない。観光を通して人々に鯨に親しみを持ってもらうことも大切だろう。しかし、それは鯨という存在を表面的な考えによって人間から切り離し、結果的に環境問題を引き起こしかねない。この難解な命題に、答えを出せる日は来るのだろうか。2014/06/11
あい
0
鯨と日本人の関わりを主に文化面から記述している。日本の捕鯨について全体的に俯瞰するのにとても良い本だと思う。2020/11/21