目次
子どもと馬(原文;縮め方の基本方針;その一、少年と馬が旅立つまで;その二、皇帝の難題のうちふたつを解決するまで;その三、金の髪のおとめの救出から最後まで;文章、その他の問題;語るためにととのえたテキスト例;語るためにととのえたテキスト例)
白鳥(原文;縮め方の基本方針;その一、エリザが兄さんを救おうと海に出るところまで;その二、エリザが二枚目のはだ着にとりかかるところまで;その三、王さまに出会うところから最後まで;作業を終えて;語るためにととのえたテキスト例;語るためにととのえたテキスト例)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
59
松岡享子さんの1998年講習会「語るためのテキストをととのえる」を冊子にしたもの。ユーゴスラビアの昔話「子どもと馬」アンデルセン「白鳥」を実際にみていく▽司書用というより個人的勉強本。語り(ストーリーテリング)の研修を受講しました。私はまだ若輩者で今あるテキストから少しずつレパートリーを増やすだけで一苦労なのですが、地元民話を語る際にはどうしてもテキストを整える必要があります。講座生が試行錯誤していく様子がとても参考になります。話の本質を見失わないこと、声に出して作業していくことが大事。松岡享子さんは偉大2024/02/15
ぼんくらぼん
14
「子どもに語るアンデルセンのお話」を読んだので再読。「野の白鳥」を語るために短くする作業のなかで、アンデルセンの物語の大切な部分、印象的な部分、とらえ方は一人ひとり違うということがよくわかる。とても面白い。2017/02/09
けんちゃん
6
図書館、松岡享子さんの追悼コーナーで。借りたのは、冊子でしたが、書籍として売られているのですね。文庫のおはなし会で、かつてお話を短くしようとして失敗した経験があり、それ以来、語る時には「おはなしのろうそく」に頼っているのですが、工程を見ていると、中途半端な作業では、決して相手に伝わるお話にはならない、長いものは、意味があって長いのだから、それを短くしようとするにはそれ相応の覚悟が必要なのだと感じました。やっぱり今後も「おはなしのろうそく」のお世話になることにしました。2022/03/14
てぃうり
2
短くする、ハードルが高い。仲間と勉強会開いてチャレンジしてみたい。コロナ収束したら。2021/01/06