出版社内容情報
《内容》 透析治療に携わって33年になる著者が,慢性透析治療法の現状をより良く改善したいと提唱する「21世紀の慢性透析治療法を革命しよう」とは,長時間(1回6時間)透析+限定自由食を実践することであり,その理解・普及を願うべく本書の刊行となった.その熱い想いをここに紹介する.著者が唱える“長時間透析が長期生存を可能にする3つの条件”として ① 血圧の正常化に保つこと,② 十分なる透析量を行うこと,③ 良質で十分なる蛋白質を摂取することなどがあげられている.今後日本における慢性透析治療がインフォームドコンセントのもとに多くの施設でこの長時間透析+限定自由食が受容れられ,患者QOLが飛躍的に向上することを切に願った著者の熱意を是非ご一読下さい. 《目次》 目 次I.緒言 II.10年生存率を40%から90%に ―生存率は透析時間と比例する―III.われわれの行っている標準透析(5時間透析)と 長時間透析(6時間透析)の比較 ―長時間透析の顕著な臨床効果― IV.長時間透析における降圧効果と月間透析時間 V.短時間透析と長時間透析の比較 VI.シャント・トラブルからの解放 VII.人間としての尊厳を維持して VIII.わが国で短時間透析が中心的治療法となったのは? IX.血圧は正常ですか? X.良質な蛋白質の摂取 XI.透析アミロイド-シスの防止 XII.CAPDの再検討 XIIII.透析医療におけるチームリーダーとしての 医師のあり方 附.座談会/ “21世紀の慢性透析治療法を革命しよう” の具体化を目指して(司会:小椋陽介)
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