目次
1 金融的なリスク管理運営(金融におけるVaRの運用方法;金融におけるリスク計測と電力ビジネスにおけるリスク計測)
2 電力ビジネスへの応用(考えられる課題との整理;実務的なソリューションの方向性)
3 F‐Powerにおけるアプローチ(スプレッドシートによるアプローチ;リスク管理の高度化―Risk Analysis Workbench(RAW)への展開)
4 VaRを用いたビジネス応用例(事業計画策定への適用;新電力ビジネスモデルへの適用―必要リスクキャピタルの算定;リスクリターン分析を用いた経営分析・戦略評価)
5 今後の電力市場活性化に向けて(電力ビジネスにおける市場活性化の意義;日本における共通インフラへの展開)
著者等紹介
鮫島隆太郎[サメシマリュウタロウ]
1984年、東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行入行。ニューヨーク・東京の為替トレーディングを経て、オーストラリア・シドニーで金利デリバティブブックを運営。リスク管理モデルを作成し現地当局の申請に従事。帰国後、統合リスク管理部、みずほ第一フィナンシャルテクノロジーに在籍。その後、外資系システム会社を経て2011年にF‐Power入社。現在、F‐Power常務執行役員CRO(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kentatnek
0
難易度高め。2024/01/08
かめ
0
著者が企業で実践しているリスク管理の実務の概要が、惜しげもなく書かれている。(手を動かせば追えるようなレベルにまで詳細に書いてある)新電力のビジネスを知りたい方にとっては良書なのではないかと思う。 意地悪な言い方になるが、著者の企業は結果的にはリスク管理に失敗し、多額の逆ザヤを出すことになってしまったという経緯がある。そういった反省も含めて書きなおされれば、よりよい本になるのではないかと思う。2020/11/20
石光 真
0
日本の卸電力市場はまだまだ。電力関係者も金融関係者もお互いの勉強をする必要がある。総括原価は送電だけになり、発電は厳しい競争にさらされるので、両方をカバーしてしまうのは電力債の問題。2018/09/12
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