3つの循環と文明論の科学―人類の未来を大切に思うあなたのためのリベラルアーツ

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784885554353
  • NDC分類 519
  • Cコード C3030

目次

教の巻 文明論を科学する(私たちの世界は持続可能か;人類を支える流れの環)
理の巻 科学なしには成立しない(資源と自然;知恵で乗り越える)
行の巻 人間の善意を信じられるか(成長神話の崩壊;新しい社会システム)
果の巻 100年・1000年先のあなたのために(静かな革命;ゼネラリストのススメ)

著者等紹介

岸田一隆[キシダイッタカ]
1961年、東京都生まれ。理学博士。東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。東京大学理学部助手を経て、現在は、理化学研究所仁科加速器研究センター先任研究員、仁科スクール校長、仁科センターニュース編集長、東京女子大学非常勤講師、日本サイエンスコミュニケーション協会編集委員。研究テーマは古い順に、素粒子物理学・原子核物理学・科学コミュニケーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くものすけ

9
人類は既に経済成長の時代を通り越し、定常戦略の時代に入ったという考え方に哀しいかな、賛同せざるを得ない気にさせる本。人類10万年の歴史を大雑把に3つの段階に分割、そして『化石エネルギー成長時代』は終焉を迎えてた。現在は金融経済という実態経済を遥かに凌駕する量の金融、スピードで取引される異様な世界の真っただ中(これもあだ花!?)これからは人間本来の『利他』を重視し、そこそこの精神的安定を求める時代であると…原発開発に対しては核廃棄物処理を自分の時代で処理出来る目途を立ててから推進する様に求めている(正論) 2024/12/07

いけだのどん

2
10万年前から3つの革命で発展してきた人類。しかし指数関数的な成長はそろそろ方向性を変えないと文明が破滅するというハードランディングが待っている。成長を前提としない持続可能な社会、定常型社会を目指さなければならない、とする。持続可能性についての書籍はすでに数あるそうだが、俯瞰的な入口としては、本書はドラマ「ガリレオ」のセリフの引用などもあり、わかりやすい。2014/12/17

ますたけ

0
筆者の言葉にもあるように、丁寧な姿勢の啓蒙書。中高生、若しくは大学生に語りかけているようだ。2017/03/23

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