エネルギーフォーラム新書
エネルギー再起動―歴史に学び未来を想う

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  • サイズ 文庫判/ページ数 242p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784885554179
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0230

内容説明

二万人もの犠牲者を出した大震災は、残念ながら原子力の事故まで引き起こした。しかし、これをきっかけにエネルギー問題、電力問題が国家の存亡に関わる重大な課題であることが広く多くの人々に再認識された。さまざまな情報が飛び交う中で、これからどのような途を選択していくか、我が国はいま大切な岐路に立つ。

目次

第1章 震災・事故後のエネルギー論議は深化したのか―問題意識の整理として(国力の退潮を招く冷静さを欠いた議論;専門化する技術の宿命と対話の必要性;本当に正しく発表されるべき事項とは)
第2章 歴史認識を持ったエネルギー論議の枠組み設定―議論を正常の軌道に戻すために(わが国の戦後のエネルギー史から何を学ぶか;エネルギーは今でもマザーフッド・イシュー;パラダイム・トレンド・イシューへの目配り)
第3章 電力供給のメガトレンドを構成する政策と技術―エネルギー技術立国の再起動(至近、短期、中長期のマイルストーンの設定;バランス良く議論し実施に移すべきイシュー;メガトレンドの主役となるエネルギー技術群)
第4章 北東アジアの相互依存と協調連携のパラダイム―21世紀ネットワーク社会を目指して(集団安全保障というエネルギー相互依存;エネルギーが拓く協調連携のパラダイム;広域のクライシス・ルーリングに向けて)
第5章 戦後社会の総体的な見直しに基づく新たな出発―エネルギー問題との関連において

著者等紹介

青柳榮[アオヤギサカエ]
1952年生まれ。埼玉大学理工学部卒業、同大学院工学研究科修士課程修了。東京電機大学助手を経て、1979年財団法人電力中央研究所に入所。1985年ダルムシュタット工科大学(旧・西ドイツ)より博士(工学)号を取得。1994年から1997年にわたり米国ワシントンDCに駐在。専門は応用弾性学、現代技術論。現在、一般財団法人電力中央研究所研究アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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