エネルギーフォーラム新書
次世代のエコカー「天然ガス自動車」―ポスト・フクシマの選択

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784885554155
  • NDC分類 537.24
  • Cコード C0230

内容説明

日本は、まだこの革命の真実を知らない―。21世紀の世界の姿を決定するといわれる二つの革命。一つは「シェールガス革命」、もう一つのキーワードは「天然ガス自動車(NGV)」。20年後に、もしかするとガソリンで走る車はなくなっているかもしれない。世界で静かに、しかし、着実に進行している二つの革命は、環境問題やエネルギーセキュリティの観点から、ポスト・フクシマの現実的な選択肢である。

目次

第1章 シェールガス革命
第2章 天然ガス自動車革命
第3章 世界の天然ガス自動車の現状
第4章 日本だけが蚊帳の外
第5章 それでも希望はある
第6章 便利で経済的な天然ガス自動車
第7章 スタンドをふやそう、パイプラインをひこう

著者等紹介

井手秀樹[イデヒデキ]
1979年神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。三菱総合研究所などを経て、96年から慶応義塾大学商学部教授、ビジネス・ブレークスルー大学客員教授。総務省の情報通信審議会、消費者委員会の「公共料金に関する委員会」など、多数の委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

23
この本を読んで、やっぱり電気自動車のメリットが分からなくなった。どう考えても、いいところないんだよな…。原発事故以来液化天然ガスの需要が高まっているが、電力会社の総括原価方式のため、高い燃料費(アメリカの9倍)をジャパンプレミアムとして支払っている。これを交渉で安く輸入できるようにすれば、車の燃料としても十分にペイするのではなかろうか?最終的には燃料電池になるだろう、という意見を持っているが、作者もそういった立場のようだ。そのつなぎとしても、天然ガスカーが走ってもいいと思う。2013/11/19

シルク

10
元々佐川急便好きだったのよ。日頃お世話になっている佐川の人いい人だしハンサムだし(笑)、世間で「青い王子様」とか言われてるのも面白い。これ読んでわたくし的には一層佐川推しになってしまいましたな。「天然ガス自動車の台数では後進国の日本だが、世界一天然ガス自動車を所有している企業があるのも日本である。京都に本社を構える日本第2位の宅配事業会社『佐川急便』である。」(p.159)天然ガス自動車。「環境にも優しい天然ガスは、メタンを主成分とする無色透明・無味無臭・無毒で高カロリーの可燃性ガスである。」(p.39)2018/07/27

壱萬参仟縁

8
シェール革命も日本が加担すれば、環境破壊になってしまうという本をかつて読んだ。だから、手放しに経済活性を喜べない。60頁の図式は、日本のクルマ事情は複雑化しているようだ。ガソリン車は高効率の冠詞が付く。天然ガス自動車のシェアが伸びるのが理解される。将来とはいつなのか、と思った。69頁の帯グラフによると、ガソリン100に対して、天然ガス車は83の二酸化炭素排出で済むという。排ガスがクリーン、窒素酸化物も5~7割、低燃費で、硫黄酸化物や黒煙、粒状物質は出ない(112頁)。水素スタンドも可能性あり(122頁)。2013/07/05

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