内容説明
温暖化問題解決のための正しい処方箋!京都議定書に代わる本命「プレッジ・アンド・レビュー制度」とは?2007年ノーベル平和賞受賞!気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の主著者が提言。
目次
第1部 日本に排出権取引は必要か?(何を成すべきか?―「コスト曲線」で考える;「市場メカニズム」とは何か?)
第2部 京都議定書を抜本的に見直す(将来枠組みの概念整理;プレッジ・アンド・レビューによる将来枠組み;途上国の巻き込みとは何か?;炭素価格の国際比較は意味がない;国際比較指標を整備する;積み上げによる数値目標の考え方)
第3部 科学者のメッセージを正しく理解する(「2050年に半減」は実現可能か?;IPCCの読み方)
付録 トーマス・シェリング教授講演
著者等紹介
杉山大志[スギヤマタイシ]
1991年東京大学理学部物理学科卒業。1993年東京大学大学院工学研究科物理工学修士了。1993年財団法人電力中央研究所入所。1995年~1997年国際応用システム解析研究所研究員。2002年~2004年国際学術会議地球環境の制度的側面科学執行委員。2002年京都議定書CDM理事会小規模CDMパネル委員。2003年~産業構造審議会環境部会地球環境小委員会将来枠組み専門委員会委員。2004年~IPCC第四次評価報告書第三部会主著者。2005年~IPCC第四次評価報告書統合報告書コア・ライティング・チーム(IPCCは2007年にノーベル平和賞を受賞)。2005年~産業構造審議会環境部会地球環境小委員会市場メカニズム専門委員会委員。現在、電力中央研究所「エネルギー技術政策のシナリオ分析」課題責任者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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