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内容説明
今や電気は生活、産業の重要な要であり、ひとたび停電にあうと社会生活は大きく混乱し多大な損失や障害を受けるため、電力会社の配電用変電所と高圧受電設備の協調の在り方を適時確認し、これにかかわるすべての人が一致協力して保護協調を構成することは大切なことである。本書はこのような目的で広く専門分野の方々の情報提供とご協力を基にまとめ、6kV高圧受電設備の保護の全体について解説した。
目次
第1章 保護協調の基礎(事故未然防止と波及事故防止;6kV高圧配電線路の過電流及び短絡事故;OCRによる過電流保護協調 ほか)
第2章 過電流保護協調のQ&A(配電用変電所OCRの動作特性はどうなっているの?;高圧受電設備OCRの限時要素 タップ、レバーの選定方法は?;瞬時要素タップの選定方法は? ほか)
第3章 地絡保護協調のQ&A(地絡現象から地絡保護協調までの全体像とインデックス;配電用変電所における高圧配電線の地絡保護装置は?;配変DGRのトリップシステムはどうなってる? ほか)
著者等紹介
川本浩彦[カワモトヒロヒコ]
昭和19年鳥取県生まれ。鳥取県立倉吉東高等学校電気科卒業後、同37年東京電力入社、同43年東電学園卒業。同47年電験2種合格。五井火力建設所電気課にて、超高圧・大出力発電設備建設に携わる。武蔵野支社配電課にて、高低圧配電線路の設計・建設・保守を行う。本店配電部地中配電課にて、地中系統近代化を手がける。その後、武蔵野支社試験係員として、高低圧及び特別高圧受電設備の新増設、高圧需要設備の波及事故調査及び、事故防止定期調査、高圧及び低圧需要設備の技術協議を担当。東電学園高等部教諭として教鞭をとり、都立武蔵野高等職業訓練校の登録講師も兼任。山梨支店需要設備技術担当としてコジェネ等系統連系保護継電器の普及に尽力。東京南支店流通設備部需要設備技術担当として高調波障害問題に取り組み、営業部技術サービス担当として東京電気管理技術者協会各地区会の保護協調技術講師、関東電気保安協会の保護協調技術講師等を担当。関東電気保安協会東京西事業本部自家用電気部ISO担当。現在、関東電気保安協会多摩事業本部にて自家用保安管理業務を担当。平成12年日本電気技術者協会樋口賞を受賞
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