内容説明
民間の会社に20年以上勤めてから、突然外務省に入って大使を経験することになった。新聞社、技術会社を経て外務省に入り、アラブの産油国の大使として赴任するに当たり、あらゆることが目新しい経験だった。古い手帳をめくって話を再構築してみたのが本書である。
目次
1 クウェート赴任のころ
2 湾岸戦争とOPEC
3 アラブ世界の科学技術
4 アラブの一枚岩
5 IAEA事務局長立候補
6 アラブ世界の工業化
7 ジュネーブに移り住んで
8 戦争と平和の間
9 核兵器、軍縮と西欧社会
10 次のエネルギー危機はいつ来るのか
11 思わず長引いた外務省との縁