内容説明
本書は、通信トラヒック理論の基礎から応用までを実用的な見地からまとめ、システムの研究開発や設計運用に携わる研究者・技術者が最新の通信トラヒック工学の成果を容易に利用できるようにしたものである。基本的モデルの解析手法については詳しく説明し、高度の理論を必要とするものについては実用上有用な計算法に重点をおき、理論の詳細は参考文献に譲ってある。例題を多く取り入れ、理論が実際上どのように応用されるかを説明して、各章に演習問題と巻末に略解を示し教科書としても使用できるようにした。この度の改訂にあたっては、最新の研究成果を織り込んで、インターネットのQoS評価法について追加している。
目次
第1章 序論
第2章 マルコフモデル
第3章 非マルコフモデル
第4章 複合入力モデル
第5章 迂回中継システム
第6章 各種システムの近似解析法
第7章 トラヒックシミュレーション