内容説明
極寒の大陸、灼熱の南の島で、多くの日本の兵士達が散って行った太平洋戦争―。風化しかける記憶をたどりながらフィリピン、パラオから旧満州、樺太まで、著者の慰霊の旅は始まった。
目次
天皇の素うどん―パラオ
『異国の丘』の真実
密林に消えた歌手―パプアニューギニア
母ちゃんの背中 ラブアン島
トンカラン小学校―ダバオ
松本行き
『ブンガワンソロ』が聞こえる
葛根廟事件
夕日の満州
南の島の羊羹
樺太から来た少女
著者等紹介
新井恵美子[アライエミコ]
昭和14年、平凡出版(現マガジンハウス)創立者、岩掘喜之助の長女として東京に生まれ、疎開先の小田原で育つ。学習院大学文学部を結婚のため中退。日本ペンクラブ会員。日本文芸家協会会員。平成8年「モンテンルパの夜明け」で潮賞ノンフィクション部門賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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