内容説明
誰もが幼い頃なれ親しんだ「竹取物語」などの「説話物語」―そんな日本文学の源流を、いろいろな方面からの資料を取り入れながら、一般的な読みものとしても興味関心が深まることを願って書き下ろした、著者渾身の一冊!
目次
第1章 日本古典文学における『説話物語』の位置
第2章 『古事記』の成立(『須佐之男命神話=「八俣大蛇伝説」=(上巻)6番の物語』
『倭健命神話』=『古事記(中巻)』)
第3章 『竹取物語』(説話物語の概説;『竹取物語』の書名・成立・作者・構成について)
第4章 『民話』について(『今昔物語』と『宇治拾遺物語』を中心に)(『今昔物語集』;『宇治拾遺物語』)
付録 “説話文学”四編の設問についての解説と解答例
著者等紹介
塩谷典[シオタニツカサ]
昭和7年(1932)名古屋市生まれ。三重県立尾鷲高等学校を始め、愛知県立熱田高等学校など公立高校に38年在職。定年後は私立名古屋大谷高等学校など、教員歴は43年に及ぶ。その他、名古屋市少年補導運営協議会委員、全国高等学校生活指導研究協議会役員などを歴任。その間、論文、記事、報告書など多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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